lyrics

これまでに作った曲の歌詞です。

2014-2020

《風の匂い》⇩

絵の中だけの君

青が燃え尽きたような空を 君があまりに大事そうに 見つめているものだから 僕のスケッチは君を透明にした 少し遠くで響くハーモニカが 空気に色を塗っていたあの日 モノクロの冬がもうすぐ思い出す 画用紙に染み込んだ水玉模様 絵の中だけの君 絵の中だけの君……

風はひらり

心が空っぽになっていく 川沿いの散歩道はひっそり 影がもう長くなっている日暮れ 西の方 夜の匂いの茜色 呼吸する 胸が上下する 一歩歩くたび 足が軽くなる 冷たい飛沫しぶき 夕の光 吸い込んで駆けてく風はひらり 踊って それからあなたはそれに気づく 立ち止まり 視線を宙に結ぶ 夢から覚める時の感じ ここに立っていることを思い出す 冷たい飛沫 夕の光 吸い込んで駆けてく風はひらり 冷たい飛沫 夕の光 吸い込んで駆けてく風は ひるがえり 髪を揺らして笑う 心をどこか遠くへさらって去っていく

君を起こして

コーヒーを淹れたら君を起こして アラーム止めて朝ごはんを食べよう 当たり前のことのように始めるのさ 僕と君で 今日の日を ベイビー、君とふたり ハッピーエンドの映画の続きみたいに 新しいシャツ 袖を通して 窓を開けたら風が少し冷たかった もしもこれから愛し合えるのなら そんなことを思うよ ベイビー、君のとなり 居させて欲しいよ 君を愛してるんだよ 今日の日を ベイビー、君とふたり ハッピーエンドの映画の続きみたいに

小さくて明るい部屋

未来の部屋を作ろう 寝床と小さな冷蔵庫と 机の上にはペンとノート 公園に出掛けてギターを弾こうよ 月が灯るまで 都会の街を離れて みどりの優しい日差しのもと その部屋に白いベランダがあったら ガーデンチェア並べて話をしようよ 眠たくなるまで 眠たくなるまで

光のフィルム

君は光としてフィルムに焼き付いています 小鳥が二羽 団地の上を横切る 春の散歩道はそよ風とつむじ風の吹く街 僕はうとうとしてそのまま眠りに落ちます 夢の国は人の居ない室内プール 雨が降り出したら その身体の中に僕はもう居ない 灯りの消えた部屋の外を泳いでいく 僕は君を探しながら 街のどこかに浮かんで 雨が降り続けて君の声は かき消されていきます

やわらか

ああ 辿り着いた 安心して眠たくなる ああ 君の部屋は 暖かくて静かな場所 時計の音が壁に溶けています 布団の中 暗闇はやわらか 抱かれたら言葉は消えていく 泡のように 淡い日差しの薄曇りで風は流れてく 美しい朝靄あさもやの中であくびをしながら 白い小鳩が羽ばたいて行きます ふわりと飛ぶその羽根はやわらか 僕はそれを どこからか眺めている なんとなく 好きなように空を飛んで 好きな景色広がっている 飛んで行ける どこだって好きな場所へ

優しい気持ち

僕の姿がそこから見えるかい 君の部屋の窓は曇っている 指でこすって覗いておくれ 僕を見つけて呼んでくれ もし僕の名を忘れたのなら その声で歌っておくれ 僕の姿がそこから見えるかい 駄目かな こんなに遠くに居るから 今日は一人で外に出掛けて 通りをふらふら歩いていた いろんなことを思い出してた 少し寂しくなって 街の灯りがにじんで 口づけみたいに優しい気持ちで いっぱいになった 僕の姿がそこから見えるかい 君は眼鏡を外して眠ってる 眠りの中で僕に会ったら たださよならと言ってくれ それだけでいい ただそれだけで 僕はきっと救われるからさ